QNAPのContainerStationでDockerイメージを管理する方法【確認・プル・削除】

QNAPのContainerStationでDockerイメージを管理する方法【確認・プル・削除】

2026年3月23日

はじめに

QNAPのContainerStationでDockerを運用していると、イメージ一覧に見慣れない表示が出てきたり、不要なイメージが溜まってきたりすることがあります。

この記事では、ContainerStation(GUI)でDockerイメージを管理する基本操作を解説します。

  • イメージ一覧の見方
  • 新しいイメージをプルする方法
  • 不要なイメージを削除する方法

コンテナのアップデートを確実に行いたい場合はSSHでの操作をおすすめします。[QNAPのCloudflaredをSSHでアップデートする方法【Docker Compose対応】]


環境

  • QNAP NAS(ContainerStation インストール済み)

イメージ一覧の見方

ContainerStationを開き、左メニューの 「イメージ」 をクリックします。

ContainerStation のイメージ一覧画面。イメージ名・バージョン・ID・サイズ・使用中/未使用バッジが表示されている

イメージ一覧には以下の情報が表示されます。

項目内容
種類DockerまたはLXC
名前イメージ名(例:cloudflare/cloudflared
バージョンタグ名(例:latest10.11
IDイメージのハッシュID(先頭12文字)
作成日時イメージがプルされた日時
サイズイメージのファイルサイズ

「使用中」と「未使用」の違い

名前の左側に 「使用中」「未使用」 のバッジが表示されます。

  • 使用中:現在動いているコンテナが使っているイメージ
  • 未使用:どのコンテナにも使われていないイメージ

未使用のイメージは削除してもコンテナに影響がありません。

<none>イメージとは

バージョン欄に <none> と表示されているイメージは「タグなしイメージ」です。

これは主に以下の場合に発生します。

  • 同じ名前・タグのイメージを新しくプルしたとき、古いイメージからタグが外れて<none>になる

例:cloudflare/cloudflared:latestを新しくプルすると、古いlatestイメージは<none>に変わります。

<none>イメージは基本的に不要なので削除して問題ありません。


イメージをプルする

新しいイメージを取得する方法は2通りあります。

方法①:「プル」ボタンから

画面右上の 「プル」ボタン をクリックします。

ContainerStation 画面右上の「プル」ボタンが表示されている

「イメージのプル」ダイアログが表示されます。

ContainerStation の「イメージのプル」ダイアログ。イメージ名入力欄とプルボタンが表示されている
  • モード:基本モード(デフォルトのまま)
  • レジストリ:Docker Hub(デフォルトのまま)
  • イメージ:取得したいイメージ名を入力(例:cloudflare/cloudflared:latest

「プル」ボタン をクリックして完了です。

プルがすぐ終わる場合 すでに最新版のイメージが存在する場合、プルは一瞬で完了します。これは正常な動作です。

方法②:イメージ行の歯車メニューから

イメージ一覧で対象イメージの右側にある 歯車アイコン をクリックします。

メニューから 「プル」 を選択すると、同じイメージの最新版を取得できます。

ContainerStation のイメージ行の歯車メニューが開き、「プル」「検査」「削除」などの選択肢が表示されている

すでに持っているイメージを更新したい場合はこちらの方法が便利です。


イメージの詳細を確認する

歯車メニューには以下の便利な機能もあります。

検査

「検査」 を選択すると、イメージの詳細情報(レイヤー構成・環境変数・ポート設定など)を確認できます。

ContainerStation のイメージ「検査」画面。レイヤー構成・環境変数・ポート設定などの詳細情報が表示されている

使用中のコンテナ

「コンテナ」 を選択すると、そのイメージを使用しているコンテナの一覧が表示されます。

削除前にどのコンテナが使っているかを確認するのに便利です。

ContainerStation でイメージを使用中のコンテナ一覧が表示されている画面

不要なイメージを削除する

削除手順

削除したいイメージの右側にある 歯車アイコン をクリックします。

メニューから 「削除」 を選択します。

ContainerStation のイメージ歯車メニューから「削除」を選択している画面

確認ダイアログが表示されます。

確認ダイアログに表示されるのはイメージ名ではありません 「以下のイメージは削除されます。続行しますか?」の下に表示されるのはイメージ名ではなく、 SHA256のハッシュID(例:sha256:35f395fb03dd2f0cbcf224427b6eca67b8baf4fba1d3d31cd6c490e21f947123)です。 削除前にイメージ一覧のIDと照合して、正しいイメージを削除しているか確認することをおすすめします。

「OK」 をクリックすると削除完了です。

Dockerイメージ削除確認ダイアログ。削除対象の SHA256 ハッシュID が表示されており「OK」ボタンがある

削除後の確認

削除後はイメージ一覧から該当行が消え、画面上部の 「合計 / サイズ」 の数値が減っていることで確認できます。


まとめ

ContainerStationのイメージ管理でよく使う操作をまとめます。

操作手順
イメージをプルする右上「プル」ボタン → イメージ名入力 → プル
既存イメージを更新する歯車アイコン → 「プル」
イメージの詳細を見る歯車アイコン → 「検査」
使用コンテナを確認する歯車アイコン → 「使用中のコンテナ」
不要なイメージを削除する歯車アイコン → 「削除」

<none>イメージの掃除タイミング

  • 同じイメージを新しくプルしたとき
  • ストレージの空き容量を増やしたいとき

削除前に 「未使用」 バッジを必ず確認し、「使用中」のイメージは削除しないでください。


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